ここはDSP(Digital Signal Processor)の紹介のページです。
What's DSPTechnology For Real-Time Processing
図1 DSPの内部構成
図2 並列命令を使った例
- ハーバードアーキテクチャ
- プログラム系統とデータ系統が分離しているのでコードを読み込みながら,データ処理が可能です。
- パイプライン処理
- ハーバードアーキテクチャに関連するのですが,コードの読み出し(Fetch),解読(Decode),実行(Execute)を同時に処理できるためパイプライン処理が可能です。このため各命令を見かけ上1サイクルで処理します。
- 積算回路と加算回路を搭載
- 積和演算を1サイクルで処理することができます。
- RISC(Reduced Instruction Set Computer)型プロセッサ
- RISC型プロセッサは,命令サイクル数をできるだけ1サイクル命令に近づけること、最新最先端の高速デバイス技術をの導入によりサイクル時間を短縮すること、最適化コンパイラにより最適化を行いできる限り命令数の増加を抑えることの3点により高速化を図ったプロセッサです。
- 内部メモリを搭載
- 高速な内部メモリを搭載することで,外部メモリアクセスによる遅延が発生しません。また内部・外部メモリを平行してアクセスできるためデータのロード/ストアによる遅延を低減することができます。
- 固定長命令
- 命令コードが固定長なので,基本的に1命令が1WORDに対応しています。このため1命令に対しコードの読み込みは1回なのでパイプラインが乱れません。